人の音楽の嗜好は、14歳の時に聴いた音楽によって形成されるという研究結果があるらしいのですが、団塊ジュニア世代の私にとって、確かに、現在まで、実際に愛聴し続けている楽曲は、自身がティーンエイジャーの頃の時期と重なる1985~88年あたりに発表された作品に集中していることにあらためて気付きました。
私的な名盤として推薦する作品も、当然、この時期に集中しています。これまでは、この時期が昭和歌謡の爛熟期であったり、MIDI規格によるデジタルサウンドの勃興期であったり、そういう多くの要素がクロスし、多くのアーティストが名盤を残したため、それにリンクするかたちで私的に愛聴する名盤もこの時期に偏ったのではないかと考えていましたが、どうやらそうでもないようです。
つまり、例えばロックや邦楽、ましてやジャズの楽曲やアルバムのオールタイムベストがこの5年間に顕著に集まっているかと言えば、全くそうではないことからも明らかであることから、やはり、この14歳の音楽体験による嗜好への強い影響という研究結果は、自身においても実証されることとなりました。
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